ふりこではパーマとカラーの同日施術をオススメしておりません。
基本的にはお断りさせて頂く事が多いです・・・。
今は薬事法の改正により法律的には同日施術してもいいとなり、行う美容院も増えてきています。
もちろん条件が揃った場合はさせて頂きますが、ご新規様の同時施術はお断りしております。
その理由をご説明させて頂きます。
①薬事法が良くても薬品には変わりありません。長時間の薬剤処理で傷まない訳がない。
以前まではパーマ剤もヘアカラー剤も医薬部外品しかなく、その2つの同時施術は禁止されていました。薬剤の進歩により化粧品登録のパーマ剤が登場して、医薬部外品と化粧品の同日施術はOKとなりました。だから「一緒にやれますよ」とか「負担がかかるのでトリートメントも一緒にしましょう」とか、美容室によっては同日施術してくれます。
ただ法律的にOKでも、髪や頭皮に負担がかからない訳が無く、それぞれにデメリット部分があります。
パーマをかけてからカラーをすると・・・《カラーの成分やお流しのシャンプーでパーマのかかりが弱くなる》という事があります。
カラーを入れてからパーマをすると・・・《パーマの成分でせっかく入れたカラーの色味を流出させてしまう》という事があります。
毛髪や頭皮は弱酸性が健康で安定した状態です。
基本的にパーマやカラーの薬剤はアルカリ性で作られたモノが多いです。
アルカリ性の薬剤で長時間施術する事で、毛髪や頭皮も不安定になり負担がかかります。
さらに化粧品登録されているパーマ剤の成分で頭皮に残りやすいものもあり、美容師の手荒れの原因の1つにもなるものです。化粧品登録で優しいイメージですが薬品です。
②一度傷ませてしまった毛髪はどんなトリートメントでも元には戻りません。
毛髪に自分で再生する力はありません。傷ませないようにケアをしていく事が大切です。パーマやカラーの薬剤での負担は軽くはありません。傷んだ髪に後付けのようにトリートメントを行っても、表面的なダメージケアにはなりますが、髪が良くなる事はありません。
③現状の頭皮環境や、毛髪のダメージ度合いでは更に負担が増してしまう事も考えられます。
ふりこでは施術前にマイクロスコープによって頭皮診断を行います。時期や年齢にもよりますが、乾燥状態の方が多いのが現状です。ご自身にあった毎日のヘアケアをされている方がまだまだ少ないのも事実です。髪質によって元々パーマがかかりにくかったり、カラーの色落ちしやすかったりします。更に年齢を重ねるほど、ダメージをしやすく、パーマはかかりにくくなります。毎日どれだけ素髪を傷めずに、髪質やダメージにあったヘアケアを続けて頂いているかで変わってきます。
ご新規のお客様のパーマとカラーの同時施術をお断りしているのもこの理由が一番です。長く継続的にパーマやカラーを楽しんで頂く為には、毎日のヘアケアの習慣を見直して頂く事が必要です。なかなかご新規様でそこまでのヘアケアをされていらっしゃる方は少ないです。何かお悩みをもってふりこにご来店頂いていると思いますので・・・。ふりこでは長く通って頂く事を前提に、お客様にヘアスタイルのご提案をさせて頂いく為に必要な事と思っております。
④施術時間が長くなり、体にも負担になります。
基本的にフラットになるシャンプー台やマンツーマン対応で、リラックスして過ごして頂けるようにこだわっています。しかし同日施術は長時間イスに座って頂く事になります。「 美容室に行って疲れてしまう・・・」という事になってしまいます。ふりこでは心も髪もリフレッシュしてお帰り頂きたいと思っております。
以上の理由から、ふりこでは《パーマとカラーの同日施術をオススメしない》事になりました。
パーマやカラーはもうデザイン重視の感覚でかける時代ではなく、物理や化学の知識が必要な時代です。
ふりこではそういった知識を培った上での判断となりますのでご理解下さいm(_ _)m
ふりこでも同日施術をさせて頂くケースもございます。(スタイリストと要相談)
①初めてのカラーやパーマでノーダメージ毛の方
②ご自身にあった毎日のヘアケアを継続的に行って頂いており、毛髪の状態が良く、更に継続してヘアケアをして頂ける状況がある方
③ご自身にあった毎日のヘアケアを継続的に行って頂いており、毛髪の状態が良く、更にステップアップしたヘアケアをして継続して頂ける状況がある方
④頭皮環境や毛髪ダメージが安定していて、根元のリタッチと毛先のパーマなど、重複して薬剤を塗布する事の無い技術の方
(※ ふりこに通って頂いているお客様対象です。)
いづれにしても担当のスタイリストにご相談下さい。
フリコ ナチュラル ヘア ライフ