市販カラーとサロンカラーについて。
【 市販カラーのメリット 】
①安い
②早い
③美容室に行く時間が省ける
④自宅で好きなタイミングで染められる
⑤誰でも染められる
【 市販カラーのデメリット 】
①キレイに染まらない事がある
②色落ちが早い(色味が薄い)
③髪や頭皮に負担がかかる
市販のカラーのメリット・デメリットはこんな感じでしょうか・・・
あれ?メリットの方が多くていいの?って思いますよね・・・
でも実はデメリットの【 髪や頭皮に負担がかかる 】
これがすべてです。
誰にでも簡単に染める事ができる市販のカラー剤は、どんな髪質の方でも染まる強いブリーチ力をもったカラー剤です。
硬くて強い髪質でもしっかり染まる市販のカラー剤を、他の髪質の方が使ったら過度に反応し、必要以上にブリーチしてしまいます。
《 色落ちが早い 》と感じる方が多いのはこれが原因です。
ヘアカラーは髪の中に染料を入れて発色させています。
少なくとも染料の入る分、髪の成分のタンパク質は流出していきます。
パーマは髪の中のタンパク質を並び替える作業なので、過度にタンパク質を流出させてしまうと、《 パーマがとれやすい 》《 パーマがかからない》といった原因も引き起こしてしまいます。
更に危険なのはカラー直後の髪の状態・・・
カラー剤には、アルカリや過酸化水素などの化学薬品が含まれています。
カラーには必要ですが、カラー後は髪や頭皮のダメージの原因になる成分です。
ただシャンプーするだけでは取れません・・・
市販品はトリートメント付きだったりするので、髪に化学成分を残したままコーティングして、一見手触りがよく痛んでいない感覚になります。
一週間後の状態は、髪に残った化学成分でダメージしてタンパク質も流出しスカスカの髪の毛に・・・
頭皮に残ってしまうと乾燥や炎症などのトラブルにつながる事もあります。
これが市販のカラー剤のリスクだと思います。
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ふりこのカラー剤は、ジアミンやアルカリなどの化学成分を軽減し、1回の施術の負担を軽減しています。
更に毛髪のダメージに合わせて、根元と毛先の薬剤を分けて塗布します。
(→薬剤を減力することで負担は減り、ゆっくり時間を置くことで色味をしっかり定着させます。)
施術後カラー剤を流す時には 《乳化》という工程で過水除去剤を使い、過酸化水素を除去します。
(→過酸化水素を残さないことで、髪や頭皮へのトラブルを防ぎます。)
シャンプーは褪色防止とアルカリ除去作用の成分の入ったものを使用します。
(→優しく洗うことで色素の流出を防ぎます。)
髪に薬剤を残さない様に仕上げに 《炭酸泉》 ですすぎを行います。
(→アルカリを除去し、キューティクルを整えます。)
トリートメントで油分を補う前に、しっかり余分なものは徹底的に残さない施術をしています。
この工程もトリートメントに頼らない髪質作りの一つだと思っています。
ただこれだけの事をしていてもヘアカラーのアレルギーのリスクはゼロではありません・・・
できる限りのリスクを減らし、「5年後・10年後の髪と頭皮のために 」続けていけるヘアカラーをしていきましょう!