髪を染める方法は大きく分けて4種類あります。
【ヘアカラー(永久染毛剤)】
※酸化染料の1液(アルカリカラー剤)と2液(過酸化水素水)を混ぜて地毛を明るくしつつ染毛をする一般的なヘアカラー剤
【ヘアマニキュア(半永久染毛剤)】
※酸性染料が主剤で髪の明るさは変わらず、髪の表面に色合いとツヤを与えるカラー剤
【カラートリートメント(除染性染毛料)】
※塩基性染料が主剤で髪の明るさは変わらず、髪の表面に色合いとツヤを与えるカラー剤
【ヘナなどの草木染め】
※草木などの染料を水で溶いて染毛していく。髪の明るさは変わらず、髪の表面に色合いとツヤを与えるカラー剤
今日ピックアップするのは【カラートリートメント】です。
白髪でお悩みの方が、毎日シャンプー後のトリートメント代わり使って少しづつ色を入れていくカラー剤として定着しています。
「 髪のダメージもなく白髪が染められるなら使いたい!」って方も多いと思います。
ここでしっかり《カラートリートメントのメリットとデメリット》についてご説明します。
【メリット】
・毎日手軽にできる
・髪に負担がなく、ツヤが出る
・ジアミンやアルカリなどのアレルギーの心配が少ない
【デメリット】
・毎日使わないと染まりにくい(薄い)
・地毛を明るくすることはできない
・美容室でのカラーで希望の色になりにくい
・ヘアカラーと併用をすると変色(緑や青)することがある
こんな感じでしょうか・・・上記をご理解していただいて使用して頂ければと思います。
髪色が変色してしまう仕組みは色々と考えられますが、分かりやすいポイントは2つ。
カラートリートメント履歴がある毛髪にヘアカラーを施術した時に起こる反応
《硝酸銀や硫酸銀を使っている、光で染まるタイプのカラートリートメント》
銀とヘアカラー剤のアルカリ(アンモニア)が反応してしまい変色を起こす。
《染料に青や黄を主に使っているカラートリートメント》
カラートリートメント自体には地毛を明るくする事はできないので、青や黄が髪の表面に残っていても色としてはナチュラルに見えていて、ヘアカラーで地毛を脱色した時にベースの色が変わり、残っていたカラーが現れて変色したように感じる。
この2点があげられます。
徐々に改善はされているようですが、ヘアカラーと併用される場合はこういったリスクも伴います。
美容室でヘアカラーをされる時にカラートリートメントの施術履歴がある場合は、担当のスタイリストにお話した方がいいかと思います。
商品には必ずメリットとデメリットがありますので、デメリット部分をご理解の上で使用して頂ければと思います。
フリコ ナチュラル ヘア ライフ